日々鍛錬

日本で一番?わかり易い??システムの落書き帳???を目指し????,日々鍛錬中な元SEさん主婦によるデベロッパとユーザと自分のための雑記帳

VTKのインストール

VTKのインストール方法のあんちょこについて


準備と確認

  • VTK から,インストールのためのSourceをダウンロード
  • Sourceのダウンロードはこちらから
  • 2013年,11月17日現在,Ver.6.0までリリース
  • 私は,研究室の学生さんたちとの兼ね合いからVer.5.10をインストール
  • javaとのWrapperが必要なら,JDKがインストールされていることを確認する
  • PythonKinectのインタラクションが必要なら,32Bitの2.7系でインストールし,Wrapperはしない
  • Visual studio 2010がインストールされていて,.x64コンパイラがあたっていること
  • CMakeがインストールされていること

CMakeのインストール
CMakeはコンパイラに依存することない,Buildの自動化を支援するためのツールのこと.
通常,システムを構築する際,ライブラリやInclude関連を手作業で自分自身のIDEへ登録して,依存関係を解決するようにしている.
このような作業を出来るだけ効率的に自動化してくれることが望ましい.
その時に,CMakeを行うことで,依存関係の自動化を行うことが可能である.
( 2013年,11月17日現在,Latest Release (2.8.12.1)です)

  1. CMake - Cross Platform MakeからCMakeのソースをOSにあわせてダウンロード
  2. x86のツールのみがダウンロードになっているが,x64にも対応出来る.
  3. 展開して,指示に従うと,出来上がる.
  4. CMakeの記述方法については,後日記載予定

VTKのインストールの準備

  • Sourceのインストールとインストール先を指定
  1. VTKからSourceをダウンロードして,適宜の場所に保存.
    • 私の場合は,「C:\MySytem\Mylib\VTK510」
    • ここには,BuildするためのForder,VTKDataも入れるようにする.
  2. 先と同様,VTKからインストールVer.と併せてDataを同じ場所にダウンロードし,保存
  3. ダウンロードされたSourceとVTKDataをそれぞれ,展開
    • C:\MySytem\Mylib\VTK\VTK510\VTKSource\ としてSourceを展開
    • C:\MySytem\Mylib\VTK\VTK510\VTKData\ として,vtkDataを展開
  4. CMakeを起動して,「Where is the source code:」に,先ほど展開した「C:\MySytem\Mylib\VTK\VTK510\VTK1510Source\」を記述
  5. 「Where to build the binaries :」に,「C:\MySytem\Mylib\VTK\VTK510\VTK510bin\」を記述
  6. Configureボタンをクリックし,上記のフォルダがないから作りますか?と聞かれるのでOKをクリック
  7. 時間かけて真っ赤な一覧が出てきます.
  8. check項目「BUILD SHARED_LIBS」のチェックを入れる*1,Documentation Example, TESTは時間がものすごいかかるから外す.
  9. Congifuration Typesを「Release」に
  10. 「INSTALL PREFIX」に,上記のBuildのためのBinaryフォルダで指定したフォルダを「C:\MySytem\Mylib\VTK\VTK510\VTK510bin\」を記述
  11. 「VTK_DATA_ROOT」に,vtkDataの展開先を記述
  12. 「VTK_LARGE_DATA_ROOT」に,vtkRargeDataの展開先を記述
  13. 改めてConfigボタン
  14. Java, PythonのWrappを行うなら,チェックをいれる.
  15. Configボタンを押下して,Java ,Pythonの環境を指定する.
  16. 赤の警告ラインが消えたらなら,Generateボタン(だいぶ長いので,コーヒーを飲みに行って下さい)
  17. Generate後,Biuldのフォルダに移動して,VTK.slnがあるので,開く
  18. 全て読み込み終了後,「ALL_BUILD」を右クリックで「ビルド」を選択する.(だいぶ長いので,ランチに行って下さい)
  19. エラーがないことを確認し,同様にINSTALLで「ビルド」を行う.
  20. ユーザの環境変数にインストール先のPathを指定する.
    1. 環境変数:VTKPath
    2. Pathの場所:C:\MySytem\Mylib\VTK\VTK510\VTK510bin\
  21. VTKのWrapper設定(限定でx64のみ,Pythonx86との合わせ技ならこちらをアクセス)を行うなら,%Python%\lib\site-lispにvtk.pthを作成し,以下を入力する.

「%VTK%lib\site-packages\vtk」(%VTK%は自分の環境に置き換えること)

以上です.


参考サイト
資料集:Pythonの使い方

*1:このインストールはPython, JavaなどのWrapperを行うためのチェックです.もしWrapperが必要ないなら,チェックを入れないほうがいいです.