医用画像,解剖学における方向
毎回良くわからなくなるので,メモ書き
- 解剖学的正位 (anatomical position)
- 手のひらを,顔が向いている方向に向けてまっすぐ立った姿勢
- この方向を基準にして記述
上記は,解剖学的正位を用いて,各方向と平面を示した図*1
- 上部方向(Superior)
- 下部方向(Inferior)
- 前部(Anterior)
- 後部(Posterior)
- 右部(Right)
- 左部(Left)
ただし,左右については,観察される側(患者)から見た左右の表現
画像の軸方向(Orientation)の例については,以下のとおり
- RPI:各軸が,「右部から左部」,「後部から前部」,「下部から上部」
- RAI:各軸が,「右部から左部」,「前部から後部」,「下部から上部」
- RAS:各軸が,「右部から左部」,「後部から前部」,「上部から下部」
また,各平面について
- 体軸断面
- Axial
- 体に対して水平方向(InferiorとSuperiorを結ぶ体軸)の断面
- 矢状面(しじょう)
- coronal
- 左右(正中)方向(RightとLeftを結ぶ軸)に垂直な面
- 冠状面(かんじょう)
- sagittal
- 上下方向(AnteriorとPosteriorを結ぶ軸)に対し平行な断面,,つまり,体軸断面に対して平行な断面
このように,医用画像はそれぞれ軸と平面の表記方法がある.
これを画像間で間違えると泣きそうになるので,注意されたい.
#私は以前,プロジェクト全員から違うOrientationのデータ集約からのスタートという状態が来て,夜中に泣いたことがある.
#そしてこの苦しみを誰にもわかってもらえなかった...orz