日々鍛錬

日本で一番?わかり易い??システムの落書き帳???を目指し????,日々鍛錬中な元SEさん主婦によるデベロッパとユーザと自分のための雑記帳

VTK6.2+Qt5.10+MSVS2012でVTK環境を構築する

たとえ仕事といえど,何度繰り返し入れまくったかわかりません.
これが私です.


今回は,VTK6.2+Qt5.10+MSVS2012でVTK環境を構築します.
環境は
 Windows 7.
 メモリ 6GB (←若干上がった♪
 IDE   Microsoft Visual studio 2012 SP1


ということで,まずはVTKの最新版をインストールします.


1. VTKのダウンロード
2014/07/16の段階でのGit版で私は頂きました.
まず,コンソールでVTKをインストールしたい場所へ移動します.

cd

:GitによるSourceの最新場所の置き場

ここで,以下のコマンドを行う.

git clone git://vtk.org/VTK.git

しばらく,15分ほどダウンロードを待ちますと,/VTKのディレクトリができます.
このディレクトリがGitによるVTKのソースになるわけです.
ここで,(調子にのって)もう一つ以下のコマンドを打ち込みます.

git clone http://vtk.org/VTKData.git

VTKのサンプルを動作させるとき,これらデータセットで動作させることになります.



2.CMakeによるConfig

CMakeの最新版をインストールしているということを条件とします.
先ほどの/VTK内のCMakeLists.txtをCMakeで開き,以下を設定します.

  • BUILD_SHARED_LIBS チェックオン
  • CMAKE_CONFIGURATION_TYPES Debug; Release
  • VTK_QT_VERSION    5 (5.10をインストールするためです.)
  • Module_vtkGUIsupportQt    Qt チェックオン
  • Module_vtkGUIsupportQtOpenGL Qt チェックオン
  • Module_vtkGUIsupportQtWebkit Qt チェックオン
  • Module_vtkGUIRenderingQt
  • VTK_Group_Qt チェックオン

また,CMake上の「Add Entry」をクリックし,以下を入力してOKを押下します.

Name -> CMAKE_PREFIX_PATH
Type -> PATH
Value-> C:/Program Files (x86)/Windows Kits/8.0/Lib/win8/um/x64 (←自分の環境に合わせる)

これで,Configします.エラーがなければ,Generateを行います.


3. Visual studio 2012でBuild

Debugモードで,All_buildをBuild+INSTALLでBuildを行います.
その後,ReleaseモードでAll_buildをBuild+INSTALLでBuildを行います.

エラーがなければ,PATHをセットして終了.